行政向け研修事例 1.

テーマ階層別教育(採用2年目研修)
得意先A市

1. ご依頼の経緯

1-1. 課題認識

入職1年を振り返るとともに、仕事を進める上で必要なビジネス基礎知識の習得や自身の業務の取り組み状況についての自覚をさせたい。
また、2年目に入り仕事や職場に慣れたところで、これからの自己の能力開発・キャリア形成の進め方についても考えさせたい。


1-2. 研修対象者

採用2年目の正職員


1-3. 実施期間

1日研修

2. ポイント

①1年間の自分自身の仕事歴を振り返り、成長を確認してモチベーションを高める。
②PDCAやタイムマネジメントなど、仕事を進める上でキーとなる知識を確認し、より効率的に仕事を進める
 ことができることに気づきをもたらす。
③人材育成基本方針等から、期待される職員像を理解させ、その職員像に近づくために自身が取り組むべき課
 題をまとめる。

3.実施結果

1年を過ごしたことで気が緩みがちな若手職員に、成長のための自覚を促すことが出来た。自己の取り組むべき課題を職場に持ち帰ることで、各人の職場において成長のための取組を継続している。

行政向け研修事例 2.

テーマ人事評価制度運用支援(評価者・被評価者研修)
得意先B市

1. ご依頼の経緯

1-1. 課題認識

地方公務員法改正により、能力及び実績に基づく人事管理の徹底が求められている。これには、人事評価制度が、現場において適正に運用されることがその原点となる。
ところが、制度を構築し、試行は開始しているものの、目標設定の稚拙さや評価のばらつきなど、職員の制度に対する理解がまだまだである。


1-2. 研修対象者

一次評価者の方々、二次評価者の方々


1-3. 実施期間

1日研修×各クラス

2. ポイント

①一般的な制度研修でなく、B市の制度に合致した研修とするため、制度マニュアル・シート類を提供いただ
 き、事前に講師がB市の評価制度を把握する。
②「人事評価の最大のねらいは人材育成である」こと、またその「マネジメントのためのツール」であること
 を納得できるよう、根本のねらいの部分からご理解いただく研修プログラムとする。
③評価のステップが実践的に理解できるよう、DVD事例を用いた講義とする。これにより、具体的な場面に
 おける評価傾向の違いを、各人ごと・グループごとのワークによって気づき、評価の目線合わせを行う。

3.実施結果

一次評価者・二次評価者それぞれの立場におけるポイントが理解できるとともに、他の評価者と自身の評価視点の違いが明らかになることで、評価の目ぞろえについて気づきが生まれるなど効果があった。
今後は、能力評価における評価の目ぞろえだけでなく、被評価者の個人目標の設定のレベルアップ、評価者の面談スキルの向上等、課題に応じて制度運営を強化する研修を継続して企画していくことになった。

行政向け研修事例 3.

テーマ実務教育(徴収事務)
得意先C市

1. ご依頼の経緯

1-1. 課題認識

徴収を確保するために必要な法令をベースとした知識は多岐にわたり、特に、滞納処分ができない債権回収を円滑に処理するには、課内の経験だけでは十分なノウハウ蓄積が無い。
徴収率を上げるためには、一部の職員だけを公開講座に派遣するだけでは、課としての知識のベースアップが追い付かない。


1-2. 研修対象者

担当課若手から中堅職員


1-3. 実施期間

テーマを分けて2日間研修を2本実施

2. ポイント

行政管理講座でも好評をいただいている講座内容をベースに、経験豊富なベテラン講師の講義により、最新の法令と事例を中心にした滞納整理・債権回収のノウハウを指導する。

3.実施結果

研修実施により、課員全般に知識の底上げを図ることができた。また、講師の持つ幅広い知識・経験から、C市における実務遂行上の疑問点も解決できた。
以降は、NOMA行政管理講座を利用し、新任職員の教育も滞りなく行っていく。